ラブラドライト(2)

さてペンダントのラブをつけて3日目。こんなことがありました。

天気のいい日曜日の午後1時、ぐうたらな私はソファーでうたた寝をしていました。誰もいない静かなリビングで、うとうとしていると夢かうつつか、ケイタイのバイブの振動を手に感じました。

う~ん、携帯をバイブに設定したかな?。。。あ~ん携帯はバックの中だよ。眠り半分で自問自答。。。。でも左手にはっきりブーンブーンと振動を感じます。見ると、ちょうど胸のペンダントの上に左手がのっていました。。。

あ~これが前に本で読んだ「振動」なんだ!石が振動するって本当なんだなぁ。まさかこんな体験をするとは思いもよりませんでしたが、何だかその時は理屈でなく納得してしまいました。


そういえば、はじめのころ、ペンダントをしたまま夜寝ると、すごく疲れました。
人間にそれぞれ個性があるように、同じ種類の石でもいろいろな個性があると思うので一概には言えませんが、ラブラドライトの特性は「活」なのかもしれません。

特にこのラブは元気一杯。おかげで、興奮して目が冴えてしまって寝れません。眠ったら眠ったらで、夢がまたスゴイ疲れるんです。夢の内容は思い出せませんが、とにかくもう勘弁してくださいという感じでした。というわけで、5日目からは夜は別の部屋で休んでもらうことにしました。(一緒に遊んであげられなくてゴメンね!)


でも昼のラブはとても頼りになります!一日中、集中力が続きます。ラブのおかげでシャープに仕事をこなすことができ、能率が良くなりました。ワケの分からない仕事とか任せられると、マジにクラッとめまいを感じていたのですが、すっきり振り分けられるようになってありがたいです!

ここからのお話は、とても感覚的な話しで、わかりにくいかも。。。申し訳ないのですが、まあ聞いてください。私はここ数年、体からシューシューと気力が抜けていくような「分の悪い」日々を過ごしていました。生きる気力をなくしたというか、がんばっても、がんばっても体も心も萎えていくようでした。ただまわりを悲しませたくないために生きている感じで、体重もベスト体重から10キロちかく減ってしまうほどでした。

 


そんな日を1年2年と続けていると、だんだんまわりの景色が色あせて見えるようになりました。たとえば青空を思い浮かべてみてください。当然「青」ですよね。とろこが、あのときは、「そうであろう青空の青」と「この瞳で見る空の青」が一致しないのです。目を凝らしてみても、空の色が薄くて、何だかあせて見えるのです。こんな感じで、すべてのものが薄く色あせて見えてきました。

そしてテレビでお笑いを見ても、まったく笑えませんでした。ぜんぜんおもしろくないのです。何が楽しいのかわかりませんでした。ある日、鏡をのぞくと、能面のような顔になっていることに気づきました。
続く