彫金机(作業テーブル)

彫金作業中に普段使っている机の手前の部分をザクッと削ってしまうので、ぼちぼち本格的に作業机を探すことにしました。彫金机って高さが90㎝あり、かがまなくても細かな作業ができるようになっています。また作業がしやすいように天板が凹型にカーブしていて、そのすぐ下に引き出し板、削りカスを受け取る引き出しがあったりと特別なので、なかなか家具屋さんに置いてありません。

有名な彫金机「小次郎」およそ12万円くらいと超高価

 

通っている彫金の先生のところは、両側に引き出しのついた重厚感ある大きな作業デスクがあります。天然木材が使われていてホント素敵。特注でウン十万したそうです。座らせてもらったとき思わず声が「おーっ!」と出て大興奮でした。しかし憧れますが私にはまったく身分不相応なので、以前からジモティーやメルカリで「彫金机」をマメにチェックしていました。

メルカリでお手頃な中古ものが割と出てくるので、その気になれば手に入れることはできたのですが、いま使っている机でさえ引き出しを使うのが面倒で、外して処分してしまったくらいで欲しいけど躊躇。それじゃ引き出しのない机はどうかといえばちょっと物足りない。それに重いと模様替えのときに移動に苦労するし等々・・・いろいろな言い訳をつけてズルズルと引き延ばしていました。つまり覚悟が足りなかったのですね。先週からやっと気持ち改め、とにかくひとつ自分仕様の作業机を用意してみようかと動いてみることにしました^^

 

まずは自分にとって使いやすい机の条件をあげてみることに。

・机事体が軽量で移動できる
・ワックス・金属の削り粉受けは引き出しタイプでなく布タイプで
・机の高さを自由に変更できること
・お手頃価格

この条件をクリアした机を探しているうちに何となく欲するものが形になってきました。見つけたのはメルカリで中古机でなく、新品の高さ70~92センチまで調節できる「昇降テーブル」!!これなら高さ90cmが標準の彫金作業デスクに対応できます。しかもキャスターで移動もできる♪♪

幅60cm、奥行40㎝と思っていたよりコンパクトなサイズですが、何と天板の手前が凹曲線になっていて使いやすそう!(*^0^*) よーし、さっそくポチッと楽天で購入。税・送料込9,980円。

さてこれを自分用にカスタマイズしていきます。さっそく実家に持ち込んで父に相談して手伝ってもらいました。

 

1.カスガイをとりつける

擦り板用のカスガイ。板を入れて使います。
(彫金工具店シーフォースで2,000円くらいで以前に購入)

 

2・引き出しレールを取り付ける

天板に取り付けて引き出すタイプで、画像のようにハンガーをかけて使いますが、今回はこの部分に削り粉を受ける布を取り付けていきます。(スライドレールハンガー 工具通販のモノタロウで2本購入。送料・税込で計4,000円弱)

 

引き出しレールを天板の裏に取り付けます。

 

板が薄いので備え付けのネジでなく家にあるものを使いました。父のやる姿を見ながらできるだけ自分でやってみるとなかなか楽しい。DIYも悪くありません^0^

 

 

うーん。いい感じです^^これで十分ですが少し欲が出てきて、「引き出し板」に挑戦。といってもスライドレールハンガーに余裕があるのでそこに板を入れ込むだけ^^ 家にあった板を引っ張り出してぴったりサイズにノコギリで切り、端にカンナをかけます。

 

小さなカンナと斜面用?のカンナ。

 

 

母の助言で板の片端に落下防止板をつけました。

ボンドで接着。挟む工具で固定中。それにしてもどんどん便利工具が出てきて笑ってしまいました^0^手伝ってもらったお礼に父母にお弁当をご馳走。

 

すぐに家に戻って、購入した布にスナップボタンとマグネットをつけて装着しました♪
(オックス・ラミネート濃紺 105センチ×50センチ 500円)

ミシンで布端を縫って、手前にスナップボタンを縫い付け引っかけるように調整。布奥は100均のマグネットと両面テープで布を固定できるようにしてついに完成♪♪布はすぐに外せるのでホコリや粉の掃除が簡単にできます。使ってみて良さそうなら色違いをもう一枚作って金属粉用とワックス粉用に分けるつもりです。

 

引き出し板を入れないパターン。さっそく座ってみます。うん。まずまず良さそう^^

 

 

では板を挟んでみます!(板は暗めのシートを張りました。)これで完成♪♪

上出来です♪♪費用はざっと16,530円でした。予定内でまずまずかな。あとは使いながら改善していきます!。後日、作業テーブル周りを整えていく予定で、ちょっとした卓上整理棚を作ります!

なんとも面白くないを文章を最後まで読んでくださってありがとうございましたm(__)m