クリムト展

友人に誘われて愛知県豊田市美術館の「クリムト展」に行ってきました♪

クリムトについてまったく予備知識なしで訪れて、印象に残った絵画を帰宅後に追って調べてと、情報をなぞりながらクリムトの絵画を二度楽しんでいます。^^

 

美術館前のクリムト展の巨大看板。
私が映っているため恥ずかしいので小さめ画像になっていますが、背景は「ユディト I 」という絵画。実物はめちゃくちゃエロス満載でした。うーん、じわりと湧き立つ甘美で官能的な魅惑の香り!もう若い頃のケンジ・サワダにしか見えませんでした。目を見開いてガン見して色香を堪能しました!そしてこの絵、エロスの他に何だか訳の分からない攻撃的なパワーが宿っていて、マジに金星のエネルギーが渦巻いていました。美の裏側にあるパワーがお互いに押し合って均衡しているとでもいうのでしょうか。迫力がありました。後で知りましたが、「ユディト」は歴史上実在していて他の画家からも描かれる女性でした。気になる人は検索してみてくださいね。

 

 

 

クリムトが40歳の頃に手掛けた大作《ベートーヴェン・フリーズ》。
響曲第9番をテーマに、黄金の甲冑で武装した騎士が幸福を求めて敵に向かい、楽園にたどり着くまでの旅路が絵巻物のように展開します。輝きの中に歓喜を表現したフリーズは、まさに「黄金様式」の時代を代表する傑作です。
展覧会では全長34メートルを超える壁画の精巧な複製を展示再現しています。(画像文章共に公式HPより抜粋)
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複製でしたが全長34メートルの壁画は圧倒的でした。物語にどんどん身体が引き込まれました。特に正面奥の壁絵「敵対する勢力」は太刀打ちできない邪悪さで、足首は痛くなるわ、圧すごくてその場にいるのがいたたまれなくなってしまうわで大変でしたが、次の右の壁画「詩」の女性像にマジ救われました。あまりの神々しさによほど帰りのクリムト展オリジナルSHOPでこのハガキかポスターを購入しようか迷ったほど救われました。女神すぎる!しかし複製なのにこの響き・・・。ホンモノだったら半日はこの壁画だけで楽しめそうです。ホント絵ってすごいです。

公式ページでこの壁画を3DCG体感できます♪→ ベートーベン・フリーズ  

 

ずっと前に訪れた「ロートレック」展であまりに辛辣さに気分が悪くなり途中で座り込んでしまったのですが、今回の「クリムト展」は心地よさにポーッとなり始終夢心地でした。(*^^*)

どの絵も素敵でしたですが、一番印象に残ったのは男性の「裸体」のデッサン3枚でした。題名分からずで後で探してみるとその一枚は21歳のときの作品のようです。若いっ!きっとギュッと才能が詰まっているときですね。クリムトのどの作品も金星の香りを放っていましたが、この裸体のデッサンは金星と当然のごとく引きあう火星の荒々しいエッセンスが漏れ出ているのか激しい熱感がありドキドキするほど素晴らしかったです。

「クリムト展」たっぷりと滴るエロスに酔いました。女性ホルモンUPに良いです(*^^*)。ド素人の私がいうのも何ですがホント絵が上手で見ていて心地よかったです。吾郎ちゃんの音声案内も落ち着いた声でよかったです。楽しかった♪友人よ、自分からはたぶん行かない場所に誘ってくれてありがとうです!

 

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